お骨を土に還して、心がホッとする
お墓参りに行って、心が晴れる
こんにちは。とむらいマンです。
土と石。お墓には欠かせない2大要素です。
どうしてお骨は土に還すのでしょうか。
インドでは故人の焼骨をガンジス川に流すというのは有名な話です。
また、どうしてお墓は石なのでしょうか。
たとえば木でもいいようなものです。実際には樹木葬という方法が注目を集めていますし、塔婆という木の板もお墓に用いられています。
これだって立派なお墓
それらの答えはひとつではありませんが、日本には自然を大切にするという文化があります。
土は、自然に私たちの肉体をこの大地に還してくれます。大いなる大自然の中に生まれた私たちは、土から採れた作物を食べることで大きくなり、命を全うします。その肉体を土に還そうとする営みは、私たちの中でごく自然な感覚なのかもしれません。
また、日本には、ご先祖様を大切にするという文化があります。
石は何よりも硬く、頑丈です。百年も千年もの年月を同じ場所にい続けられる強さがあります。世代を超えてつながるための祈りの場として、石塔が用いられてきたのはそのためではないでしょうか。
つんまりですね。
自然との共生。死者との共生。
ということですよ、はい。
現代ではさまざまな供養の方法があります。
時代に合わせた弔い方というものがあってもいいでしょう。
しかし、残された私たちが幸せになるための弔い方として、
土と石というものは、とても大切なもののように思えます。
お骨を土に還して、心がホッとする。お墓参りに行って、心が晴れる。
供養の方法はさまざまですが、
そうした目に見えない感覚的な満足をも、また大事にしたいものです。
とむらいマン
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