たとえなにも見えなくて
もう2度とこうして触れへんかっても
わたしはずうっとここにおるからね
ずうっとここにおるから、大丈夫や
こんにちは。とむらいマンです。
やなせななというシンガーソングライターをご存じでしょうか。
お寺に生まれ、30歳でガンを克服し、「歌う尼さん」として全国を駆け回る方です。
僕、存在はうっすら知ってましたが、
よく、いや、ほとんど知りませんでした。
そんなやなせななさんがわが町にやって来るという。
連合仏教会主催の講演会。入場無料(お布施はお任せ)。
なにか気になるこのイベント。
行きたいなー。でも無理だろうなー。
行きたいなー。でもなー。
などと数日間あっちへこっちへ心をふわふわさせていたのですが、どうしても仕事の都合で行けず…。
朝からそわそわして、「でもまあしゃあないな」と気持ちを切り替えて、しなければならない仕事をしていたわけです。
んで、講演会場のすぐ真裏にあるお寺にいつもの営業(という名のお茶飲み)に行くんですが、留守。
他の仕事も済ませて、店に帰って、あれこれ胃が痛くなるよな業績整理をしていると、
さっき留守だったお寺さんがお店に来られて、
とむらい「ああ、どうもどうも」
お寺さん「ああ、とむらいさん。こんにちは。線香2つください」
とむらい「ありがとうございます。さっき、伺ったんすよ」
お寺さん「あらそうなの?」
とむらい「あれ。僕の置いた名刺を見て来てくれたんじゃないんすか?」
お寺さん「そうじゃないですよ。これを見に行った帰りに寄らせてもらってんよ」
…と、見せられたのが、なんと、
やなせななさんの講演会のポスター。
さらに、
お寺さん「こんなんも、買ったんですよ」
…と、おもむろにカバンの中から出されたのが、
短編映画『祭りのあと』のDVD!
しかもサイン入り!
とむらい「マジなんすか! マジなんすか?」
…と、まあこれは心の中の叫びです。
朝から悶々としていたやなせななさんの講演会に行けず、んで、お寺行っても留守で、帰ってみるとそのお寺さんがやなせななさんのDVD(しかもサイン入り)を持ってくるという神業。
しかもサイン入り。
お寺さん「これ、とむらいさん、あげますわ」
とむらい「いやいやいや。むりむりむり!」
お寺さん「いや、だって、わたしのお寺、こんなん見れるたいそうなもんあらへんわ」
…となると、僕のPCを持って行って後日お寺で観賞会をしようかななんて思ったのですが、僕の勤めているお店にはエンドレスで映像流すためのモニターとDVDがあるので、
とむらい「これで見ましょう!」
…と33分の短編映画上映会をしたのでした。
他のお客さんが来ても、OKOK。
なんなら一緒に見ませんか?のノリ。
「念ずれば花開くのだなあ」
「これぞ仏縁だなあ」
…と思っていたのですが、これで仏縁を終わらせてはならぬと思い、
とりあえずTwitterに投稿。
【歌う尼さん やなせななさん】
がんを克復した歌う尼さん @yanasenana さん。今日あった 講演会に行きたいなーでも行けないなーと悶々としていたら、いつもお世話になってるお寺さんが観に行ってたどころか、サイン入りDVD持ってきてくれて、一緒に鑑賞した。念ずればこういうことあるんやね☆ pic.twitter.com/Y34uft1D0R
— 玉川将人@とむらいマン (@tomurai_man) September 5, 2018
すると、縁は縁を呼ぶ。
ご本人からいいね! 返信!! リツイート!!!
はい。フォローもさせていただきました。
ご縁ができて、ありがたいです。嬉しいです。
死生観を歌う。語る。伝える。
それを優しく、楽しく。
歌の力だなー。
僕も見習うところたくさんあるし、とても勇気づけられました。
しかもそれだけじゃなく、脚本も書かれている。
なかなかお見事な構成だったと思うし、
日本人の死生観みたいなものが、端的に、優しく、描かれている。
DVDの感想は次回!
やなせななさんの公式ホームページはこちら!
短編映画『祭りのあと』の公式ホームページはこちら!
とむらいマン
コメント