後悔したくないあなたのために!どこよりも分かりやすい遺影写真の選び方・作り方完全ガイド

お葬式の中で大切な役割を持つのが遺影写真。

祭壇中央に飾られ、家族や参列者はその顔を見て、亡くなった方を偲び、手を合わせます。

さらに、お葬式が終わったあとも自宅で飾られることとなる遺影写真。そこに映る顔こそが、故人さまの面影として私たちの中で生き続けるものとなります。

しかし、写真選びが難航することは少なくありません。

「おじいちゃん、写真撮るの嫌いだったよね」

 

「いい写真がないわ〜」

 

「表情はいいにの、背景が汚いなあ」

 

「ああもう、とりあえずこれにしちゃいましょう!」

 

 

・・・などなど、限られた時間の中で妥協したものを選ぶことによって、遺影写真の仕上がりが思ったよりうまくいかない、ということもしばしば。

大事なお葬式、そしてその後もずっと家で飾られ続ける遺影写真。

この記事では、後悔のない遺影写真の選び方や作り方を、どこよりも分かりやすく、詳しく解説いたします。

かぜまる
かぜまる

この記事を読むことで、満足いく遺影写真ができちゃうぞ!

もふみ
もふみ

もふー

遺影写真が出来るまで

まずは、遺影写真がどのようにできていくのかをご紹介していきます。

写真を選び、葬儀社に預ける

遺影を作るには、その元となる写真を選び、葬儀社に預けます。

遺影写真の作成は葬儀社に依頼することがほとんどです。ですから、多くの葬儀社ではプランの中に遺影作成も含んでいます。

お葬式に間に合わせるには、ご逝去当日か、遅くともその翌日までに遺影を決めなければなりません。「写真がない」とあわてふためくケースは少なくありません。事前に遺影にする写真を決めておくと安心です。

かぜまる
かぜまる

最近では、事前に遺影を作れる画像加工サービスや、生前に遺影写真を撮影できる写真館などもあるよ

もふみ
もふみ

ずっと残る写真モフ。じっくり考えて決めていきたいモフ

画像加工/背景の修正/着せ替え

画像は、写真店がプロの技術できれいに加工をしてくれます。よごれやキズの補正、暗い箇所を明るくしたりもできるので、このあたりはお任せしましょう。

あわせて、背景や衣服についても考えます。

表情こそいいものの、背景がごちゃついていたり、着ている服がお葬式にふさわしくないというケースも少なくありません。

こうした時には、背景の加工や、衣服の着せ替えを行います。故人様の雰囲気にあったものを選びましょう。

 

※画像加工の一例(画像提供:株式会社ATネット

もふみ
もふみ

これは、すごいモフ!

かぜまる
かぜまる

背景が変わっているだけでなく、影で暗い顔も明るくなっているね

ただし、どんなにプロの技術が優れているとはいえ、元データがきれいなものの方が仕上がりが良いのは言うまでもありません。なるべく状態のいい写真を選びましょう。写真の選び方のポイントや注意点は、のちほどじっくり解説します。

額を選ぶ

最近の遺影額は色あざやかです。

かつては黒額が基本でしたが、最近は木地、カラー、メタリック、模様入りなどさまざまな雰囲気の遺影額が選ばれています。あわせてリボンも、額にあった色のものが選ばれています。

かぜまる
かぜまる

ホワイト、ラベンダー、ピンク、シルバーあたりが人気らしいよ。

もふみ
もふみ

淡いあざやかな色がきれいモフね

遺影写真の基本サイズは四つ切(254×305ミリ)。あわせてキャビネサイズ(120×165ミリ)も用意してもらえます。

遺影写真を選ぶときの3つのポイント

遺影にする写真はどのように選べばいいのでしょうか? アルバムの中、あるいはスマホやPCに保存されている膨大な写真の中から1枚を決めなければなりません。どんな写真がいいのか、まずは3つのポイントを中心に選んでいきましょう。

故人さまらしい明るい表情

一番重視したいのは、故人さまらしい表情をしているかどうかです。家族にとって「これこそ故人さまだよね」と思えるものが望ましいでしょう。

また、明るい表情のものを選びましょう。家族や参列者は遺影を見て手を合わせます。そして、お葬式のあとも部屋に飾られた遺影を見て、故人さまと向き合うことになります。少しでも明るい心もちで向き合えるよう、すてきな表情をされている写真を選ぶことをおすすめします。

多少のボケやキズは、最新の加工技術で補正できますので、まずは「これだ!」というものを選んでいきましょう。

顔がはっきり写っているバストショット

故人さまの顔がしっかり大きく写っているバストショットが理想です。

バストショットとは、顔全体から肩や胸の上部までが映り込んでいる写真のことです。

遺影写真にするには、四つ切りサイズまでに引き伸ばしをしなければなりません。引き伸ばしの度合いが多ければ多いほどボケやすくなってしまいます。元の写真で顔が大きく写っているものほど、引き伸ばし度合いが少なく済み、ボケのリスクが減るのです。

ただし、大きければよいというものでもありませんので注意しましょう。

なぜなら、遺影写真はバストショットが基本だからです。顔だけ大きく寄せた写真を選んでしまうと、首から下を合成しなければならなくなり、逆に不自然になりかねません。

ですから、「顔がはっきり写っているバストショット」が理想なのです。

ピントが合っている

写真は必ずピントが合っているものを選びましょう。

ピントが合っていると、多少小さな写真でも引き伸ばしの時にボケません。

一方で、どんなにすてきな表情の写真だとしても、ピントがずれていたら、遺影サイズにした時に全体がぼやけて見えてしまうのです。

かぜまる
かぜまる

ここに挙げた3つのポイントを押さえたものであれば、きっと満足いくものができあがるよ。

もふみ
もふみ

いつも笑顔で故人さまと向き合いたいモフ〜

遺影写真を作るときの注意点

遺影を作る上で、意外な落とし穴があります。満足いく遺影に仕上げるためには、次の注意点を押さえておきましょう。

日陰や逆光での撮影はNG

日陰で顔が黒くなっているもの、あるいは逆光で写真全体に明るさが広がっているものは、画像加工の時に大変苦労すると言われています。極端に暗い、あるいは明るい画像は避けるようにしましょう。

集合写真は引き伸ばしが大変

これまでも述べてきたように、引き伸ばしの度合いが大きいほど、仕上がりが粗くなるリスクが高まります。集合写真から故人さまを切り抜こうとするケースが多いのですが、顔が小さく映っていることがほとんどなので、大きく引き伸ばさなければなりません。

アップすぎてもダメ。身体とのバランスが測りづらい

アップしすぎている写真にも注意です。余白がないほどに大きく映った写真はアンバランスです。遺影は、顔全体から、肩から胸にかけて納まるくらいのものがきれいに映ります。顔の部分しか切り取れないとなると、首から下を合成で引っ付けなければならず、不自然に見えることもあるでしょう。

データ転送はメールの添付。SNSだと画質が劣化する

写真を葬儀社に預けるとき、あるいは家族間でデータを転送するとき、SNSなどを介すのは避けましょう(LineやFacebookメッセンジャーなど)。転送時に自動的にデータ容量を落とし、画質が劣化します。容量を落とさないよう、メールに添付する、あるいはSDカードなどに入れて受け渡しをしましょう。

カメラはスマホでOK。できれば高画質で。

最近のカメラ性能はずばぬけています。一眼レフやデジカメの方がいいのかなと思う人もいるかもしれませんが、スマホで全然問題ありません。

ただし、保存容量を増やすために保存時に画質の設定を落としていると、遺影にしづらい場合があるので注意しましょう。できれば高画質設定にしておきましょう。

まとめ

かぜまる
かぜまる

ということで、この記事のまとめだよ

もふみ
もふみ

モフ〜

●遺影にしたい画像を葬儀社に預ける
●最近では生前の遺影作成サービスも人気
●多少のキズやボケはきれいに修正してくれる
●背景や着せ替え、額の色などは自由に選ぶ
●写真選びのポイントは「故人らしさ」「はっきり顔の映ったバストショット」「ピントが合っている」
●次の注意点に気をつける
▷日陰や逆光はNG
▷集合写真は顔が小さく引き伸ばしが大変
▷アップすぎると首から下の合成が逆に違和感が出る可能性がある
▷データ転送はメールで。SNSはNG。
▷撮影はスマホでOK。ただし高画質で。

かぜまる
かぜまる

大切な人の遺影写真。ずっと残るものだからこそ満足いくものにしたいね!

もふみ
もふみ

南無〜

こちらの記事では、自宅での遺影写真の飾り方、さらには処分の方法もまとめています。→近日公開予定

かぜまるともふみのスピンオフ動画もどうぞ! →近日公開予定

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