僕たちは亡き人のことを忘れていい そして時々思い出す

忘れることはいけないことじゃない。辛いことを忘れていかないと生きていけないこともある。だからこそ、たまに、定期的に、思い出すきっかけというのが大事なんだと思います。
こんにちは。とむらいマンです。
 
よく墓地のことを「メモリアルパーク」なんて言いますよね。
メモリアル=記念という意味ですが、この「メモ」という言葉にピンときた。
 
というのも、ある人の『最強のメモ術』的な講演を聞いたことがあるのですが、その中の次の言葉がいまでも頭を離れない。
 
「メモは、忘れないためにとり、忘れるためにとる」
 
メモを取ることで、僕らは安心してそれを頭から忘れてもいいんです。そうやって頭の中に余白を作って新しい知識をため込んでいく。
 
こうした慰霊祭とか、記念碑=お墓ってのは、残された人たちが忘れないために行うのであり、同時に忘れてもいいように行うのだと思うんです。
 
25年も経てばみんな忘れていく。風化する。
 
これってしょうがないことですよね。生きているものは毎日を生きていかないといけないから。
 
だからこそ、時々思い出す装置が必要なんですね。
 
それがメモリアルセレモニー(慰霊祭)や、メモリアルパーク(霊園)だったりするんです。
 
昨日は素心姫路店でも阪神淡路大震災の追悼イベントを行いました。
 
いつもひいきにしてくれるお客様。通りすがりの人、幼稚園児たち、いろんな人が手を合わせてくれました。
 
車の中からゆらめくローソクの灯りを見てくれた人も、きっといることでしょう。
 
年に一度でいい。
あの災害を忘れない。亡き人のことを思い出す。
その営みが、今この世を生きている僕たちを少しでも幸せの方に近づけてくれるんです。
とむらいマン

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