傾聴のプロフェッショナル 臨床宗教師を追う

聴くことは、癒しである。

 

こんにちは。とむらいマンです。

いま。臨床宗教師を追っています。

 

臨床宗教師は、終末期の人に寄り添う宗教者のこと

 

臨床宗教師?

臨床宗教師ってのは、ようは、病院や福祉施設で活躍する宗教者のこと。

主に終末期にある人の声に耳を傾けるのです。

終末期。つまり、その先には「死」がある。

死の問題を取り扱えるのは、宗教者だけなんですね。

病院の先生や、看護師や、ヘルパーさんは、患者さんの声に耳を傾けることはできる。

だけど、そこに「死」の問題が入り込んでしまうと、

どう答えていいかわからない。

その巨大で、深淵で、深刻な問題を、受けとめきれないのです。

死について。あるいは死後について、定義づけができるのは、

宗教者しかいないのですよ。

 

「元気」の時代の落とし穴

 

いまって、「元気の時代」ですやん。

元気であることが美徳の時代。

だから、誰も死について考えない。

頭でぼーっと考えてはみるけれど、

どうしてもそこにリアリティがともなわないんだなあ。

「死」がそうであるように、「宗教」って言葉にアレルギーを起こす人がたくさんいる。

とくに病院の先生。

西洋医学。合理主義的な医学をエリート教育受けて来たお医者様たちに、

「死」や「死後」という非合理的な世界は、

中々折り合いがつかない。

でも、臨床宗教師は、

そんな医療現場に飛び込んでいくのです。

 

とむらいマン 臨床宗教師を追う

 

とむらいマン。

しばらく、臨床宗教師を追いかけます。

臨床宗教師。

仏教も、神道も、キリスト教も、新宗教も、あらゆる宗教者が、

他の宗教を受け入れ、協力し、

ケア対象者には布教をせず、ひたすら耳を傾ける。

自己主張なんてせず、相手の心に寄り添うことを信条とした、崇高な理念。

あるべき宗教者のカタチ。

そんな臨床宗教師を追いかけます。

臨床宗教師。

医師。

看護師。

ヘルパー。

患者さん。

その家族。

たくさんの方を取材してます。

このブログでも、

少しずつ取材記事を書いていこうと思います。

僕たちの生きるこの社会には、

必ず、死や、死後や、神仏や、霊魂についての話を聞いてくれる人が必要だ。

その確信があるからこそ、

僕はしばらく、この仕事を大切にしようと思います。

 

とむらいマン

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