仏壇が必要なのか不要なのかを、まじめに公平に考えました!

仏壇に手を合わす老人

こんにちは。とむらいマンです。

「ところで、仏壇っているの?」

「心の中で故人を想えば、仏壇なんていらないんじゃねーの?」

そう言われる人、おられますおられます。

とむらいマンは、とむらいマンですから、

基本、

仏壇は、必要!

の人間です。

しかしここはぐっと客観的になってみます。

この記事では、なるべく公平中立な立場に立って、仏壇の必要性について考えてみたいと思います。

【お仏壇が必要だと思う人の理由】

お仏壇、いいね!

お仏壇の必要性を感じている人たちは、次のような理由からではないでしょうか。

  • 自宅の中に手を合わせる場所が欲しい
  • 亡くなった人にきちんと供養をしてあげたい
  • 両親や先祖という、自分自身のルーツに関わる人たちを大事にしたい
  • 神仏が存在していると思う
  • 伝統的なしきたりは大事にしたい
  • 実家に仏壇があったから、あるのが当たり前に思う

お仏壇を必要と感じる人の中には、大前提として「信仰心」があります。

「信仰心」と聞くと、日本人は大げさに考えてしまい、「自分たちは熱心な仏教徒ではない」と自覚します。

でも、日本人は、結構宗教を信じる民族なのです。

日本は多神教の文化を持っています。

生まれた時には神社、結婚式はチャペル、葬儀はお寺と、どんな宗教をもゆるやかに受け入れる民族だと言われているのです。

キリスト教やイスラム教のような、一神教的な熱烈な信仰心こそないものの、ゆるやかな信仰心は無自覚に持っているものです。

もっとも身近なものとして、”自分たちの両親や先祖を大事にしたい”という、とっても素朴な想いも、充分「信仰心」だと言えるでしょう。

【お仏壇が不必要だと思う人の理由】

お仏壇、ダメー

では次に、お仏壇が不要だという人の意見をまとめました。

  • 死後の世界なんてない
  • 供養は気持ちの問題で、形ではない
  • 仏壇は仏様がいる場所で、ご先祖様のいる場所じゃない
  • 仏壇を置く場所がないのに無理に用意する必要がない
  • お寺に行って手を合わせばいい
  • お布施ばかりかかるいまのお寺は信じられない

ここにはいくつかのポイントがあります。

それは

1)宗教心のなさ → 神仏よりもテクノロジーだべ

2)お寺への不信 → 高いお布施ばかり持って行きやがって!

3)物理的な限界 → そもそも仏間がありまへん

…ではないでしょうか。

お仏壇とはあくまでも「仏様」を祀る祭壇です。

この仏様の存在を感じられない人にとってはお仏壇は不必要でしょう。

また、死者の供養は大事だけれども、従来の方法(寺院を中心とした供養)に不信感を持っている人たちも多いようです。

【「亡くなった人を供養したい」という想いは変わらない】

「葬儀はしたいけどお寺様は呼ばない」

「手を合わせる場所は欲しいけど従来の仏壇は嫌だ」

しかし、ここで着目するべきなのは、いずれに場合も、故人のことはきちんと供養をしてあげたいという想いが備わっていることです。

だからこそ、お寺様を招かない”無宗教葬”や、お仏壇やお墓をも用いない”手元供養”などが注目されています。

跡取りがいないという理由で永代供養にする人はたくさんいますが、自分が供養できる状態にあるのに、親の遺骨をそのあたりにほったらかすという人はあまり見かけません。

どんな形のものでも、故人を偲ぶ場を作らなければ、気が済まないようです。

【人には”祈りの場”が必要】

ある日本人の宗教学者がイギリス人にこう言われたらしいです。

「日本人はすごいね。毎日家でミサができるんだもの」

キリスト教圏の人たちは毎週末に教会に足を運び、祈ります。

ところが日本人は家にお仏壇があるから毎日祈ることができるじゃないか、ということなのです。

お仏壇は、亡くなった人を偲ぶ場だけでなく、自分自身の祈りの場にもなります。

そして、それは決して、”お仏壇”という形でなくてもよいのかもしれません。

敷物の上に、故人の写真を置き、お花とお供え物をし、ローソクと線香を立てる。

そこに仏様がいなくても、それが仏壇でなくても、自分がこの世で大切にしていた人の死を、私たちは偲び、受け入れ、乗り越えなければなりません。

仏壇が必要な人、不必要な人、それぞれでしょう。

だけど、共通して言えるのは、私たちには”祈りの場”が必要だということです。

そのような大きな視点から考え直してみると、

「案外お仏壇って悪くない」と思えるかもしれませんし、

また逆に、

「なにも仏壇というかたちにこだわらなくてもいい」とも思えるかもしれません。

あなたの心にピタッと寄り添ってくれる”祈りの場”ができるといいですね。

とむらいマン

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