金魚が死んだだけで
こんなにも心がざわざわするんだね
こんにちは。とむらいマンです。
これは妻の言葉。
昨日の朝、3年生き続けた金魚が突然亡くなりました。
前の日まで元気だったのに。
エサもしっかり食べていたのに。
金魚が死んだだけでも、僕たちの心はこうもざわざわするんです。
本当に、人は、
日常、当たり前にあるものが突然亡くなると、
うろたえます。
その上、それに愛情や愛着を込めていると、
そのやり場に困ってしまい、混乱を起こします。
そして、心がざわざわする。
「金魚ですらざわざわするんだもん…」
のあとに続く妻の言葉を察して、僕は金魚を埋葬します。
わが家では、亡くなった虫や動物(ゴキブリやムカデでも)を
庭にある自然石の下に埋めて上げます。
んで、線香を3本ほど差して供養します。
石を動かし、スコップで穴を掘り、金魚を手のひらに乗せて、土の中に置いてあげる。
やさしく土をかぶせ、ゆっくり石を置いてやる横から、蟻がなにかを嗅ぎ付けて、ずんずん土の中に分け入っていく。
この一連の動作の間に、僕は、
「お前もようがんばったのお」
「縁があってこの家に来たんじゃねえ」
「がんばって3年も長生きしたのお」
「ゆっくり休むんやで」
「おんかかかびさんまえいそわか」
と、金魚に語りかけるわけです。
埋葬の時って、なぜか、なぜか、語りかけてしまうのですよね。
2学期の始業式バタバタしている朝だというのに、
息子も娘も
「金魚に手ぇ合わすー」
と、しっかり供養していました。
いつもよりも上等の、
沈香の線香を3本立てて、
金魚は土に還っていくでしょう。
9月4日は「供養の日」だそうです。
7年前の2011年の台風12号も9月4日の襲来でした。
98名の死者・行方不明者。
僕がお世話になっているお寺も土砂崩れで本堂や境内が流され、復興はいまも続いています。
自分も含めて、ひとりでも多くの方の安全をお祈りします。
とむらいマン 合掌
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