いよいよ8月、今年もお盆の季節がやってきました。みなさんお盆の準備は進んでいますか?
インターネット上ではさまざまなお盆にまつわる記事が配信されていますが、どこよりも分かりやすくまとめているサイトをご紹介します。
2020年の夏、お寺のポータルサイト『まいてら』にて、お坊さんたちのことばを集めたお盆の記事に携わらせていただきました。
分かりやすく、役に立ち、かつお坊さん方のインタビューをベースにしているので、説得力があって心に響く。他のお盆記事よりもよくできているのではないかなあと思っています。
お盆ってなに? どこよりも説得力があり、心に響くまとめ記事
4名の宗派と地域の異なるお坊さん方によるお盆まとめ。大変読みやすく、分かりやすいまとめ記事です。
これはお盆の記事に限らずなのですが、『まいてら新聞』の中の「教えてお坊さん」というコラムのよいところは、2つあって、
1)お坊さんが話すから説得力が違う
2)上っ面な情報だけでない、心に響く言葉が並ぶ
・・・といったところではないでしょうか。心に響くから納得感が違うんですよね。

この記事の中では、次のようなことが解説されています。
最低限用意しなければならないもの
お盆飾りといえば、盆棚、ゴザ、竹、麻縄、キュウリとナスなどの、伝統的なお飾りが頭に浮かびます。
こうしたお飾りももちろんですが、都会に住んでいる人やマンション住まいの人たちがここまでのことができるのかといえば、なかなかそうもいかないですよね。このあたりを、お坊さん方がやさしく…
「これだけ用意しておけばいいですよ」
「こんな心構えでお盆を過ごせばいいですよ」
…と解説してくれているのです。
お坊さんの方から、「形式にはそこまでこだわらず、むしろご先祖さまや亡くなった人をお迎えする想いを大切にしましょう」と言われると、なんだか安心しますよね。
ここまでできればいいけど、なかなかできないおうちもあるのでは…
お坊さんのもてなしかた
これはなかなかよい切り口ですよね。他のサイトではなかなか見られない、でも多くの人の「気になる」に応えているからです。
私は仏壇屋さんに勤めていますが、お客様から
「お茶はどのタイミングで出したらいいですか?」
「お線香やローソクはこちらでつけておくものですか?」
などと、とかく「お坊さんに失礼がないように」と考える人が多いのです。
一方、お坊さんの方から「ああして下さい」「これを用意して下さい」とは直接言いづらいところもある。なんだか上から目線で偉そうですもんね。
「本当は、アレを用意しておいてほしいけど、うるさい坊さんだなって思われるかもしれないから、まあいいか」こんなお坊さんの心の中の声もまた、聞こえてくるわけです。
そのあたりを、『まいてら』というお寺と読者の間に立つ立場だからこそ、お坊さんの本音を引き出せるのです。
なんせ、暑い中忙しく走り回るお坊さんですから、おもてなしする側も気を使いますよね。記事の中では…
●飲み物はどういう形で渡せばいいのか
●おしぼりは鉄板で喜ばれる
●トイレを我慢するお坊さんの本音
…などなど、お坊さん側からの思いが書かれているので、ぜひとも参考にしてみてください。
冷えたおしぼりは、鉄板で喜ばれます。
お布施の相場と、その奥にあるもの
この記事では、お布施の相場についても言及しています。
金額は、2千円~1万円です。
でも大事なのは金額じゃないんですね。その奥にある「心」に踏み込んでいるのが『まいてら』の深いところです。
よく言われる言葉ですが、本当に大事なのは「お気持ち」なんですよ。
「『気持ち』じゃ分かんねえよ」という声が聞こえそうですが、でも、本当にそうなのですよ。
亡き人のために、そして目の前でお経をあげてくれたお坊さんに対して、どれだけ自分のお金(=執着)をお布施という形で差し出せるか。ということなんですよね。
お布施を通じて、ぜひとも、自分の「お気持ち」と正面から向き合ってみてほしいものです。
その上で、相場は、2千円~1万円です。ってことです。
読者の疑問にも答えつつ、そこに込められる心、意味、本質にも突き刺さるとっても有益なまとめ記事になっていると思うので、ぜひともリンクから飛んでみてください。

お盆は、ご先祖様と私たちが同じ場所、同じ時間を過ごす季節です。
素敵なお盆を、お迎えくださいね。
お盆にまつわるコラム、書いています。

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